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東京パラリンピックの競技、いくつ知っていますか?障害者スポーツが身近にある社会へ。

佐々木一成
2017.07.20

2020年に開催される東京パラリンピック。その実施競技、あなたはいくつ知っていますか?

実施競技は22。ちなみに「競技」は、陸上や水泳、サッカーといったスポーツの名前です。100mとかマラソンとかは「種目」といいます。

2020年の東京パラリンピックで実施する競技は
・陸上
・アーチェリー
・バドミントン
・ボッチャ
・カヌー
・自転車
・馬術
・視覚障害者らによる5人制サッカー
・ゴールボール
・柔道
・パワーリフティング
・ボート
・射撃
・シッティングバレーボール
・競泳
・卓球
・テコンドー
・トライアスロン
・車いすバスケットボール
・車いすフェンシング
・車いすラグビー
・車いすテニス

2016のリオ大会で実施された7人制サッカーとセーリングが外れ、バドミントンとテコンドーが初採用です。競技名を並べると長い(笑)。

皆さんは、これらの競技のうち、いくつ知っていますか?

陸上や水泳、卓球といった健常者と同じスポーツだとイメージがつくと思いますが、シッティングバレーボールやゴールボールといった独自のスポーツはピンと来ないかもしれません。

知らない、興味がないというのは実は怖いこと。2020年に東京でパラリンピックが開催されていたとしても、知らなければ、興味がなければ、会場まで足を運ぶことはありません。どうせなら、サッカーでいうサポーター、バスケでいうブースターのような熱狂的なファンで埋め尽くされた会場のほうが、選手の気持ちも高ぶるのではないでしょうか。

パラリンピック競技は障害者、特に一部の身体障害者が参加するもの。障害者の総数は800万人前後と言われますが、そのうち、パラリンピックに出場できる障害の種類と本人の年齢を区分すれば、わずかな人数しかいません。競技者が少なければ、それだけ競技の認知度や親しみやすさは薄れてしまいます。

また、国内での障害者スポーツに対するイメージは、リハビリ的な感覚が抱かれていることも否定できません。勝ち負けをつける戦いではなく、福祉的は観点のような。つまり、リハビリとしてのスポーツ、同じような障害を持つ仲間との交流機会としてのスポーツという側面があります。

一部の小中学校などの教育現場では、体育の時間に障害者スポーツが導入され始め、少しずつ認知が広がっています。これは2020年東京パラリンピックへの興味喚起が背景にもあるでしょう。

障害者スポーツは、実は障害の有無に関わらず、競技を楽しむことができます。健常者だって車いすに乗ればいい、アイマスクを身につければいい。それだけで同じようなルール下でスポーツを楽しむことができます。

東京パラリンピックを盛り上げるためには、意識/無意識に関わらず、自分の身近にあるものとして障害者スポーツが知られていくことが大事です。「あ、それ知ってる!」「あ。それやったことある!」その先に競技としての魅力や迫力を発信し続けていくことが重要なのではないでしょうか。

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