スポーツ紹介

発達障害を抱えている方に向いているスポーツ4選。団体競技よりは個人競技?

「障害者スポーツの未来」取材班
2018.01.22

目に見えない障害を抱える障害者にとって、どんなスポーツが向いているのでしょうか。

ランニングや水泳のような個人スポーツ、フットサルやママさんバレーのようなチームスポーツなど様々ありますが、今回は発達障害を抱えている方にとって向いているのでは?というスポーツを4つご紹介します。

 

 

まず一つ目は剣道やフェンシング。一つ目といいつつ、2つのスポーツを挙げていますが、これらは一対一の競技であり、短時間の集中力を求められることが大きな理由です。面をつけることによって余計な情報が遮られ、集中モードに入りやすいため、発達障害を抱える方の特徴に合っています。

相手からの攻撃をどう防ぐか、こちらの攻撃をどうつなぐかといったスリルも相性が良さそうです。

かく言う私(発達障害当事者)も剣道をやっていました。今までやったスポーツの中でも一番ぴったりとハマったと感じています。言うなれば、一番ゾーンに入りやすかったスポーツでした。ひょっとしたら、キックボクシングなどの格闘技も当てはまるのかもしれません。

 

 

二つ目は競泳です。オリンピックで個人・団体合計で23個の金メダルを獲っているマイケル・フェルプス選手がADHDであることを公表しましたが、水泳(競泳)も向いている競技のうちの一つです。

泳ぐコースや泳法が決まっていて、自分の記録との戦いに集中しやすいことが背景にあります。自分が練習した分だけ、自分の結果に返ってくる点は、他の競技と比べると結果に対する責任がわかりやすく、パターン化やこだわりが強くなる傾向にある発達障害者にとってフィットしやすいのではないでしょうか。

 

 

三つ目はトランポリンです。これは確信というより仮説に近いのですが、とにかくトランポリンはおすすめです。「高く飛んでみよう」「空中で一回転してみよう」というように、動きの指示出しがわかりやすく、小さい子どもから楽しめます。実際に療育の現場で取り入れているところもあります。思うよりに先に体が動くような多動性を持つ子どもに最適かもしれません。

とは言っても、ここまでの三つはわりと”ガチ”なスポーツです。普段運動しない、体を動かすことが苦手という人には四つ目のヨガ、ピラティスをおすすめします。

 

 

本やDVDを買うだけで家でも手軽にできますし、同じポーズをとれば体を動かせるシンプルさが魅力です。武具・防具を持ったり、泳げないと恥ずかしい思いをしたり、トランポリンなんて身近にないことを考えると、とっつきやすいこと間違いありません。

また、発達障害の特徴として、体の動きがぎこちないことや、緊張から呼吸が浅くなりやすいことが挙げられますが、ヨガやピラティスは指先まで神経を使うことで筋肉や体の使い方を自覚できますし、深い呼吸法を身につけることができるので、その点からもオススメです。

ただ、本やDVDで自分でやろうとするよりも、教室などに通った方がより効果的で、ヨガの先生によると、自己流でやった場合、無理な動きをしてしまい、怪我をしてしまう人もいるそうです。

 

まずは、ストレッチから始めてみませんか?

 

四つのスポーツを提案しましたが、団体スポーツよりも個人スポーツが向いているという特徴があったり、発達障害ならではの苦手なポイントと上手く付き合えるスポーツが並んでいます。自分がやりたいスポーツをやることが最適ですが「何かないかな」と探している方はぜひ参考にしてみてください。

 

ライター:森本しおり

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