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「スポーツ」と「運動」は何が違うのだろうか。

千葉司
2018.01.14

「スポーツ」と「運動」の違い。これは、大まかにですが、スポーツは「一定のルールの中」という制限された場所で競技技術の向上を目指して行われるもの。一方「運動」というのはただ単純に体を動かすことを目的としています。

「スポーツ」というと、なんだか急にハードルが高くなったように感じますが、「ルールの中で制限された場所」であればそれはれっきとした「スポーツ」。体を動かす量が少なくても、それがルールの中で行われ、競技技術の向上を目指すものであれば「スポーツ」なのです。

「私は、料理ができない」と呟く人がいますが、料理というものはレシピ通りにやればある程度できます。にんじん切って、じゃがいも切って、玉ねぎ切って、肉炒めて、煮込んでカレーのルーを入れれば、すぐにカレーライスの出来上がり。

料理は「できない」のではなく、「やらない」というほうが正しい。では、スポーツはどうでしょうか?

 

ラジオ体操も「運動」から「スポーツ」へ考え方を変えれば体操競技に。

 

先ほども「運動」から「スポーツ」になると急にハードルが上がったように感じると言いましたが「スポーツ」もまさに料理と同じなのです。「私にはスポーツは無理」となんとなく決めつけてしまう傾向がある人がいますが、それは特に、運動が苦手だったり、どこか心身に障害があったりすると余計にそう感じてしまうことが多いです。

「できない」と決めつけないで「やってみる」。そして、段階を踏んで「スポーツ」へ参加していくことで「できない」という決めつけも薄れていくでしょう。

「スポーツ」は競技ではありますが、すべてが苦しいわけでもなく楽しくできるものも数多くあります。ですので「いきなりスポーツはなぁ・・」という方は、段階を踏んでみてください。

それは、どんな段階かというと、

  1. 何でもよいので「運動」をすることで、自分自身の体のことを知ること。
  2. 「運動」の範囲を広げて、楽しみながらいろんな動きをしてみること。
  3. いろんな動きの中で、競技にできるものや競技として存在しているものを知ること。
  4. 自分でルールを決めて「スポーツ」として行ってみたり、勝ち負けにこだわらずに「運動」で知った自分自身の可能性を「スポーツ」に落とし込んでみること。

こういった段階を踏むと、スポーツもハードルがとても低いものに感じるようになります。最終的に「もっとこのスポーツを追求してみたい」「勝敗にこだわってみたい」という気持ちになれば、本格的に参加すれば良いのです。

 

まずは体を動かすことから。

 

ラジオ体操は「運動」だけど、動きを追求していけば体操競技に進化し「スポーツ」となる。

これと同じ感覚で、まずは自分自身が楽しいと思える「運動」をすることが「スポーツ」へ無理なく参加する一歩かもしれません。

いつでも「思った時がスタートの時」です。天気が良い日があれば、まずは外へ出て自分の体を動かすことから始めてみませんか?

 

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